自作でオリジナルTシャツを作る時に使うものとして、まずは土台となるTシャツは必ず用意しなければなりません。Tシャツは無地のものを選び、デザインとの兼ね合いを考えるのなら白の方が無難です。これからデザインを考えると言う段階では、どのような色にしたら良いのかが分からないというケースも多いので、組み合わせを試せない段階で用意するのなら白の方が安心です。黒も単色なら合わせやすいのではないかと考えるかもしれませんが、意外と難易度の高い色ですのでお勧めできません。
オリジナルTシャツのデザインを作成したら、シルクスクリーン版を使ってインクをTシャツに付着させます。これはアルミ枠にイラスト等のグラフィックを処理したもので、使用した後はシルクスクリーンの網目がつぶれないように付着したインクをしっかりと洗い流すことが大切です。手順としては、スキージの上にインクを乗せて、そのインクをシルクスクリーン上に置き、一気にシルクスクリーン上で引くことでそのデザインがTシャツに反映されます。まだ完全にインクが乾いていない段階ではオリジナルTシャツをすぐに使えません。
アイロンやドライヤーを使ってインクを乾かす必要があり、48時間程度が経過すればしっかりと乾きます。自分でオリジナルTシャツを作る時には色落ちも不安になりますが、48時間が経過していれば洗濯機で洗っても色落ちすることはありません。使用するインクは水溶性が扱いやすく、作業中に汚れた場合でも簡単に洗い流せます。